サーチコンソールの「FIDの問題」の改善方法

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今回はサーチコンソールでウェブに関する主な指標レポートで表示されるCore web vitalsの3つの指標の一つである「FID」についてと、その問題の解決方法を紹介します。

こんな人に向いた記事

  • FIDって何?
  • FIDのエラーを解決したい
  • 改修したのにFIDの数値が変わらない

FIDについて

FIDとはFirst Input Delayの略称で初回入力遅延の事を意味します。

ウェブサイトがユーザーのアクションにどのくらい速く反応するかの値で、具体的にはクリック、マウスダウン、キーダウン、ポインタダウン、タッチスタートのためのイベントハンドラーなどのアクションの反応速度です。

以下はサーチコンソールの公式ヘルプページ記載のFIDの説明文章です。

FID(初回入力遅延): ユーザーが最初にページを操作したとき(リンクのクリックやボタンのタップなど)から、ブラウザがその操作に応答するまでの時間です。この測定値は、ユーザーが最初にクリックした任意のインタラクティブ要素から取得されます。この指標は、ページが操作可能になるタイミングを示すものであり、ユーザーがなんらかの操作を行う必要があるページでは重要です。

・レポートに表示される Agg FID(集計 FID)は、このグループ内 URL へのアクセスの 75% において、FID がこの値以下であったことを示しています。

https://support.google.com/webmasters/answer/9205520?hl=ja

上記、FIDの説明で言う"何らかの操作"とはリンクのクリックやページのスクロール等も含まれているので大抵のWEBサイトでは、この指標は計測されている事になります。

FIDの実際の数値はPageSpeed Insightsにて以下の部分で表示されています。

サーチコンソールの「FIDの問題」について

サーチコンソールで以下の様に「FIDの問題」との項目でエラーが表示された際には、ツールでその改善方法などを提示してくれません。そのため自身で仮説検証を行い改善策を見出さなくてはいけません。

要するに答えは無く、施策の結果で数値が改善した場合が正解です。

ただ、FIDの指標のデータの取得方法は、一定期間の間に訪れた不特定多数のユーザーがページを呼び込んだ際の各ブラウザでの初回入力値の速度を集計した平均値だそうです。そのため、改修したからといって即数値として現れるものでは無いので改善による仮説検証が非常に行い辛い指標です。

ただ今回の記事では「FIDの問題」が起こる原因を分析して、逆転の思考から改善案を提案しますのでご安心下さい。

FIDの問題の改善策

結論から言うと、同期非同期を最適化してファーストビューのユーザー操作部分をなるべく初めの方に読み込みきることです。

「FIDの問題」の改善方法は、純粋に読み込むリソースを減らしてサイトスピード自体を速くする事によって、ユーザー操作時の読み込みが十分に行えるリソースを常に確保しておく事が大事だと思われます。

最近のWEBサイトでは非同期処理という同タイミングで様々な要素を読み込む方法が主流ですが、ページ全体を非同期で読み込むと、本来ファーストビューの段階で操作可能となる部分のレスポンスも同時に読み込まれる状態となり入力の遅れが生じて易くなってしまいます。
これらの処理は主にJavaScriptによるものなので、極力JavaScriptは一つにまとめるか、同期非同期をビューポートの位置によって効率良く分ける必要があるでしょう。

他にも、ボリュームが大きいCSSをヘッダーで読み込んでいたり、ファーストビューにサイズの大きい画像があったりすると初回入力遅延は起こりやすい傾向にあります。更にもっと根の深い所に問題がある場合もあります。
これらは、いずれも非同期処理だと入力遅延は起こり易いかと思います。

よってユーザーが初めに操作するファーストビュー部分は基本的に同期処理で読み込みます。その後に次の要素を読み込むようにしましょう。そうする事によってファーストビュー部分は、表示がされた時点で読み込みが完了しているので初回入力遅延は起こり辛くなります。
しかし画面の表示速度は非同期よりかは遅くなる可能性があるのでバランスが大事です。

具体的な改善のための行動としては、
ファーストビュー時点で邪魔なJavaScriptが無いかを調べて、その要素に対して仮説検証を行っていきましょう。


以上が「サーチコンソールの「FIDの問題」の改善方法」でした。

FIDの他にLCPとCLSがあります。各々の詳細は以下の記事を見て下さい。

2020年9月2日SEOMarketing,SEO対策

Posted by KT